3.11を経験した私たちが今だからこそ振り返るべき「報道」【東京では気づけない恐怖】
3.11から5年経ちました。多くの人が風化させないように意識的に行動したり、想いを馳せたり、しています。そんな現在の体制のうちに私たちが考えておきたい「報道」という分野があります。
3.11から5年経ちました。多くの人が風化させないように意識的に行動したり、想いを馳せたり、しています。そんな現在の体制のうちに私たちが考えておきたい「報道」という分野があります。
先日から報道されている、「北朝鮮のミサイル発射」による、最大規模の「米韓合同軍事演習」。
ミサイルが沖縄方向に発射されたという、とても恐ろしいこのニュース。
さて、この恐怖はどこから来たのか、考えました。もし米韓合同軍事演習が 北朝鮮の指摘するように挑発なのだとしたら、この恐怖以上を北朝鮮の方は味わっていることになります。
そして、この2つのニュースの関連性とは?
テレビのワイドショーだけでなく、連日NHKなどでも「北朝鮮の事実上ミサイル発射」について報道ありますよね、、!
今日(3/7)から米韓合同軍事演習 北朝鮮強く反発
アメリカと韓国が朝鮮半島の有事に備えた過去最大規模の合同軍事演習を7日朝から始めた。これに対して北朝鮮は7日朝、「挑発に対応するため総攻勢に入る」と強く反発している。
韓国で7日から来月末まで行われる合同軍事演習は、北朝鮮の核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射を受け、過去最大の規模で実施され、アメリカ軍と韓国軍から30万人以上が参加する。
演習は毎年行われているが、韓国の国防相は1月の北朝鮮による核実験の直後から今回の演習を過去最大の規模で最先端のものにすると強調してきた。演習にはアメリカ軍の原子力空母やステルス戦闘機などが参加する。
北朝鮮は、日本に攻撃ほんとうにしてくるの?
ミサイル飛んできたら本当に恐ろしいです、、!
韓国国防部が発刊した「2014年国防白書」によると、韓国国軍は北朝鮮に比べて量的には劣勢だが、質的な側面では多くの面で勝っている。北朝鮮は陸軍102万人、海軍6万人、空軍12万人など120万人の兵力を保有。韓国は陸軍49万人、海軍7万人、空軍6万5000人など63万人の正規軍を保有している。
出典 韓国軍は「量より質」で世界9位、「質より量」の北朝鮮軍と比較=「日本には負けるだろう」「北朝鮮ではなく日本を目指せ」―韓国ネット - エキサイトニュース(1/2)
しかし、質的な面では韓国が勝っている。北朝鮮空軍の戦闘機は多くが1960~1970年代に導入したミグ17・19で、韓国軍のKF-16戦闘機に対抗できるミグ29は20機にも満たない。
毎年世界の軍事力ランキングを発表するグローバル・ファイヤーパワーによる2014年の軍事力評価でも、韓国は世界9位、北朝鮮は35位となっている。
そして、御存知の通り、グローバルファイヤーパワーランキングでもアメリカは一位です。
もしかして、挑発しているのは明らかに軍事力1位のアメリカと手を組んだ韓国両政府側かも、、!
そして、ここからこのニュースに対して各国がどのように報道しているか、日本は?
ロケットとミサイルに違いは無い? 北朝鮮による衛星打ち上げと各国の報道比較(JSF) - 個人 - Yahoo!ニュース
日本では「北朝鮮の人工衛星打ち上げ用ロケットと称する事実上の長距離弾道ミサイル」という奇妙に長い言い回しの報道ばかりで、宇宙ロケットによる衛星打ち上げと報じている大手メディアは全くありません。
しかし国連安保理決議は北朝鮮に対して宇宙ロケットだろうとも長距離弾道ミサイル技術を使う全ての発射を禁止しているので、ロケットと表記しても問題は無いはずです。
ロケットなのかミサイルなのかという論争には全く意味がありません。宇宙ロケットも長距離弾道ミサイルも技術的には同じものであり、北朝鮮に対してはロケット打ち上げも含めて全て禁止されているからです。
そして人工衛星を軌道に乗せた以上、今回は宇宙ロケットとして使われました。しかしながら各国の立場や文化の違いによって、北朝鮮の行為を非難する姿勢は同じなのに報道に差が生じています。
国際連合とアメリカ国務省は公式発表で北朝鮮によるミサイル発射と言い切っています。「事実上の」すら付けていません。
アメリカメディアではメディアが政府公式見解をあまり気にせずロケット発射と表記していますが、これはメディアの独立性の高さもあるでしょうが、そもそも遠い国の出来事で危機意識が日韓より低いせいがあるかもしれません。
しかし英語圏のメディアではロケット発射と報道する例が多く見られます。但し勿論、ロケット発射はミサイル技術テストであり国連決議に違反していることも説明した上でです。
韓国では政府公式見解は「ミサイル発射」であり、朝鮮日報や中央日報など主要メディアも同様の表記をしています。ハンギョレ新聞など一部メディアは「ロケット発射」としていますが、北朝鮮を擁護しているわけではなく、国連決議に違反していることも説明した上で非難しています。
ロシアでは、ロシア語自体がロケットとミサイルを区別せずに一纏めにして「ラケータ(Ракета:英語でいうロケット)」と呼んでいるために、そもそも使い分けの問題が生じていません。ロシア政府は北朝鮮の国連決議違反を強く非難しています。
当事者である北朝鮮はロシアから技術用語を導入したため、言葉としてロケットもミサイルも区別されていません。ロケットかミサイルかという論争は北朝鮮からすれば理解できない話になるでしょう。
一方、中国政府は遺憾の意を表明すると同時に、関係各国に冷静な対応と朝鮮半島の緊張を高めるような行動をとらないよう求めた。
中国外務省報道官は声明で「国際社会に広がった反対にもかかわらず、弾道ミサイル技術の利用を主張し打ち上げたことに対し、遺憾の意を表明する」と指摘。地域の持続的な平和と安定には対話が唯一の方法だと述べた。
これに先立ち中国の国営新華社通信は、北朝鮮の打ち上げについて朝鮮半島の緊張を高めると論評。朝鮮半島が核を保有したり戦争に陥ることはできないとし、収拾がつかない事態とならないよう全ての関係国に冷静な対応を求めていた
出典 海外反応! I LOVE JAPAN : 北朝鮮のミサイル発射に世界から怒りの声、国連の無能さを問う声も! 海外の反応。
あれ、もしかして国防費を増やす理由のために「事実上のミサイル」と呼んでる、、?」