アンパンマンのうさぎ

世の中の先輩に教えてほしいこと 文化構想学部

「神に誓って」パキスタン映画

 

Khuda Kay Liye

Khuda Kay Liye

 

 

神に誓って

 

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パキスタン映画である「KHUDA KAY LIYE」「神に誓って」を先日、東京外語大にて無料でみてきました。

 

正直、無料だから行きました。パキスタン映画なじみなかったけど。

 

ただ、今まで見た映画で一番すごかったです。なにかわからないけど心が揺さぶられて気づいたらめっちゃ泣いてました。

 

見る前は「パキスタン映画?共感できないだろうな、私、映画とかに共感できないタイプだし、洋画も見ないから、、」と思ってました。

ちなみに今まで見た映画で2番目に感動したのは「もののけ姫」です。

(あと好きなのは「風の谷のナウシカ」、「アンパンマン いのちの星ドーリィ」「そして父になる」、そう社会派映画?がすきです)

しかし、3時間近く見ていると、

イスラーム教の知識も、パキスタンのことも何も知らない私が、

自然と知識が増えて、話、その世界の道理がわかるようになっていきました。

ふふふ、詳しい話は下にあらすじとして書いていますが、、

実は今回

イスラーム映画祭2で再上映されるみたいなのですね、

本当に貴重な機会だと思います。

満席も予想されますが、、機会に恵まれた方は楽しみにしていてください。

 

 

 

 

それでは

あらすじいきますよ

(あらすじ以上に詳しいと思います、映画を見る機会に恵まれた方はぜひここで読むのは止めて劇場へ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どんな話?

大家族のお話

ロンドン大学に通うマリーっていう女の子がいて、その子は大学に通っててデイブという男の子と付き合ってて、いずれ結婚しようとする

マリーのお父さんは、パキスタン出身のイスラム教徒で、

白人の前妻と離婚し、同棲してる女性がいる

マリーは一度もパキスタンに行ったことはないが、お父さんがイスラム教徒のため、自動的にイスラム教徒である。

イギリスにいるが、イスラム感が強いお父さん

マリーの結婚にすごく反対する

「男は異教徒と結婚してもいいが、女はイスラム教徒でないと結婚はできない、子どもが地獄に落ちる、子どもがかわいそうだから」

ちなみに、血の繋がってないお母さんは、了承している、

というか、子どもじゃないんだから、止められないし、自分は白人と結婚してて、そんなことを言えない、そしてデイブはいい子だと、

そこでも父親の私に親権があると主張する

ある日、急に許す、その代わり、

「結婚前に一回パキスタンに旅行にいこう」

 

お父さんと2人でパキスタンへ行く、

いとこの家族に会う。

お父さんのお兄さんの家

いとこの家族は、弟と兄でシンガーになっていて(テレビに映ったりもしてて、イケメンでイギリスでも見たことがあった。)

 

会うと、快く迎え入れてくれる。

ただ、テレビで見た時とは違い、

弟は音楽をやめ、ひげを生やしていた、

 

実はマリーが来る前に、この家族でも一悶着ある。

いつもどおりモスクへ行った帰りに、弟は教徒様?に説かれ、音楽はやめろと言われてしまう、

飛行機作りの好きな音楽の先生や父にはイスラム的に音楽がダメなわけない、

そんなものを親が進めるわけない、と伝えるが、自分で音楽はイスラム法に反するか悩んだ挙句、

音楽をやめるという決断をする。

→相方でもある兄は必死に止めるが、父親はなだめるこの家では自由だ、考えて決めたのならそれでいいという、もちろんそれはその場の取り押さえるフォローのためで、あとで、説明しようとは思っていた。

母親も困り、そして、おばあさんはイスラム教徒になった、と喜んでいた。

 

そこに、マリーたちがイギリスから来た。

(マリーは、音楽をやめた弟を残念がるが、すぐ受け入れる。)

 

マリーのお母さん(奥さん)をパキスタンに連れてこなかった理由について、兄であるお父さんは弟に聞かれ、

「気分を悪くすると思ったから」と答える、

そんなのはおかしい、そんなことを言うわけない、と反論する

そこで、

「籍を入れずに同棲してるから」と答えると、、

戸惑う、なぜ入れないんだ、と

イギリスではよくあることなんだよ、

だから連れてこなかったんだ、といわれる

 

そして、

マリーのお父さんは、デイブとマリーの結婚に関して、いとこの兄やそのお父さんから、やめるよう説得してもらうためにパキスタンに連れて来たことを告げる

しかし、いとこの家族は、

「この家は自由だ」そんなことは言えない、と告げると、

「息の根を止めてでも、中止させる」とつぶやく。

 

パキスタンのラホール(都市)を離れて、伝統的な土の家のような集落に、マリーといとこの弟をマリーのお父さんは連れて行く。

実はその村の結婚式を見るのは嘘で、お父さんは、いとこの弟とマリーの結婚式をあげに来たのだ。

最後に花嫁は来なくて、実は自分だと知り、マリーは絶望し、絶叫する。

そして、その集落に置いてかれる。

 

弟は、教祖に従ってはいるが、幸い?優しい人間で、マリーの気持ちが自分に向くまではそっとしていると告げる。

が、マリーは怒り、村の食事を全く食べない、でも、弟は根気強く食事を持ってくる。

それにマリーは苛立ちをぶつけ泣く。

 

次に、同時展開なのが、

いとこの兄の話、

兄は、弟が音楽をやめたこともあり、シカゴ音楽学校へ留学する。

そこで、大学のカフェテリアで、他のところに席が空いてるにも関わらず、女の子と同じテーブルに座る、

「1人で食べるのが寂しいから」と

「どこからきたの?」

パキスタン

「知らない、」

生き生きと

パキスタンはインドとネパール?と〇〇に囲まれた国だよ」と説明する

「インドの隣だったのね、」

 

ちょっと忘れちゃったけど、

シェリーは気分を害して、去って行く

 

その後、シカゴ音楽学校の授業で、

生徒同士の前で自分の実力を披露する時があり

パキスタンの音楽の代表として、ピアノと歌で、歌う。それがあまりにすばらしくて、一緒にいた生徒たちも思い思いの楽器で奏でる

 

シェリーは感心して、そのあと前回の謝罪も兼ねて、「私が奢るから、飲みに行かない?という

(飲酒じゃなくて、ご飯だよという振りが入った気がする)

すかさず、「僕が奢るよ、僕の国では、関係なく奢ることになっているんだ?」といい、

「女性にはラッキーな国ね?」という

 

それから森の中で一緒に演奏したり、また、シェリーは少しずつ、お酒やタバコを控え、相手に合わせて、ジュースにする 

 

話は戻ってパキスタンの集落、、

当たり前だが、マリーは火を起こすことも、洗濯物できない、ため、大叔母様に嫌われていた。

なかなか、村の女性とも打ち解けられなかったが、旦那や村の長老男性が外へ出かけてる間は、若い女の子達と少しずつ心を許して、遊び始める。

 

脱出しようとする、そして、お父さんやいとこの弟をやり返したい気持ちから、この環境に馴染んでもいいのか戸惑いを見せてもいたが、ある時、

同世代くらいの村の女性から、「逃げないの?」洗濯中に聞かれる

表面上ではそんなことしない、というマリーだが、、

「あなただったらどうする?」と言われて、「私なら逃げるわよ」と言われて勇気付けられる、

村の女の子たちは、街に行ったことはなく、文字を教えて、と頼まれ、

こっそりABCを教えたりする

 

が、男の長老達に見つかり、

「客は客らしくしてくれ!」と怒られる。が、しかし若い女の子たちの支持を少しずつ集めたのも事実。

 

イギリスの

マリーの家では、

お母さんが、

「自分がやったことわかってるの?」と責める、あきれる

 

デイブは、パキスタン帰国を予想して、マリーの家に行くが、そこでは、マリーのお父さんとお母さんが玄関先に出てきて、「マリーは、パキスタンで結婚した。」と伝える。お母さんも「それが本当でマリーはいないのよ」と伝える、、

 

デイブは悲しみ、

のちに

そして、こっそり裁判所に?弁護士?に相談する

しかし、親権が父親にあり、裁判所ではどうすることもできない、

マリーが抵抗した、嫌がっていたという事実が見つからないと、、という

 

パキスタンの土の集落で、マリーは若い女の子たちの協力もあって逃げ出そうとする。

村の男が街に買い物に出かけている間に、マリーは集落を着の身着のままで飛び出す

しかし、街へは遠く、そして険しい、

適当な木こり?みたいな人にロープウェイを回してもらったりして、川を渡れそうになるが、あと一歩のところで、

村の男たちが集落に帰ってきて、マリーがいないことに気がつく。

村の男たちが街で会おうと思ってた人が予定があったため、予定どおりには会えなかったから、集落にその日は戻ることにしたのだ。

マリーは、顔の全く見えないようなベールをかぶりながら走るため、

男たちの走ってくる速さでやがて追いついてしまう。

あと一歩で、ロープウェイを回してる木こりの方向に銃を撃ち、木こりは離れてしまう、そうして、集落に戻される。

 

いとこの弟の方は、

タリバーン?の一味として行動し、

やがて、イスラム同胞団の中の部内闘争がおこる。

 

地下室みたいなところで、

アッラーから授かった命だ。

それを使う時がきた。神のために理性を捨てろ」

今から

めをつむるから、その間に、自分の命や家族が惜しいやつはこの部屋から出て行け、目を開けた時にいたやつをなかまとするとして、若者に問う。

 

実は、弟は出て行こうとするが仲間に止められる、

 

マリーが集落を逃げようとしていた話は長老にも伝わり、

また逃げ出さないためには子どもがいることだ、となり、

一度もしてないことを伝えると男らしくない!と言われる。

だから逃げ出すと言われる。

 

弟的には、いつかは自分のことを好きになると思って、そうなるまで待ってたつもりだったが、マリーは一向にそれを見せず逃げ出す、

逃げ出されたくはない、弟だったため、無理やり子どもを作ることにする。

 

 

そうして、内部闘争が始まった。

都市ではなく、田舎の土壁のようなところで、イスラム教徒同士の対戦である。

 

弟は、人を殺すことができない、銃を持てないと告げると男らしくないと言われ、、

内部闘争の中で自分が殺されそうになったり戸惑いながらも、相手のチームのやつを殺す。

弟は死んだふりをし、相手が油断したうちに、上から覆い被さるが、下になってしまい苦しむ。仲間に助けを求めるが、仲間は見ているだけで、案に「男らしく1人で戦え」とする。隙をみて、今度はまた覆い被さる側になり、相手の首に銃を押し当て、息の根を止める。相手は最後にイスラム教徒としての、「アッラー以外に神なし」と言って死んで行く。

見ていた仲間が「男らしくなったな、教祖様もお喜びになるだろう」と駆け寄ると、

「?なぜこんなことをしなければならないんだ!」と泣きわめく

 

子供ができたマリーだったが、まだまだ脱出の機会を試みていた。

 

そこで、お父さんへの手紙だからと言って、デイブへ手紙を書く。

パキスタンの〇〇集落にいる」と

 

それを受け取ったデイブは、マリーの母親と弁護士に相談し、

内密に大使館へ連絡するよう伝えられる。パキスタン政府、外交としても、イギリス国籍のマリーの誘拐は、話がつかないため、外交官は、村へ行き長説得へいく。

しかし、「マリーはわたしの娘だ」と長老が言い張り話がつかない。

 

最終手段としてマリーの母親と理解のあるマリーのいとこのお父さん、が英国のヘリコプターにのり、

いとこのお父さんが集落に入ってきて、赤ちゃんとマリーを連れ出す。

弟に対してはついてきたければ来なさい、と言う。

ついてくる。

 

そして、パキスタンの都会、ラホールのホテルへ住むマリー、デイブにお礼の電話をし、「いとこの弟とお父さんに復讐するためにあと1週間数ヶ月待ってて」と告げる。

 

 

シカゴの兄は、シェリーといい感じになる。

そこで、911が起きる。

寝てて、朝起きるとテレビで911のことを知る。パキスタンの両親も心配して電話をかけて来た。

しかし、、、、、その後、

シェリーがお酒やタバコを控えてることが気になっていたシカゴの兄と、

路上で「イスラムはアメリカ人を狙いに来た」「スパイ」というビラをもらい心配になったシェリーそして、だから結婚してくれないのか、と思ったシェリーはけんかをしてしまう。

 

「私たちは地獄へ、その子どもはキリスト教イスラムのどちらの地獄へ行くのでしょうね」と皮肉る。

結婚したいとせびってるように見える?

とシェリーを怒らせる。

 

その後、シカゴの兄はシェリーと結婚することに決め、シェリーのマンションで抱き合う。

 

お祝いに少し豪華なディナーを食べにいったところ、客からスパイだ、と言われてしまう、

その後尋問され、

シカゴの兄の家は捜索され、

母のくれたイスラムのお守りみたいなものに、たまたま911の書いてあることを証拠に

投獄される。

 

シェリーは、待ち続け、留置所の前で「ALL IS AMERICAN」などのデモをするが、、

 

シカゴの兄への体罰はどんどん厳しくなる。

トイレのある部屋に収監されたり、

豚肉の刑務所食を出されたり、

脱がされたり、

殴られたり、

壁に文字を書けと言われて、

i love america 

と書くと、怒られたり、相当な扱いを受ける

 

扱いが酷すぎるために、

そして、Talibaanとかくまで、出ていけないことはわかったので、

だいぶ投獄されたあと、やけくそになって、最後には、

il   ove(オサマビンラディンorTalibaan)

とかく

 

お前の望む通りにしたんだから、ここから出して刑務所へ連れて行ってくれ!!

 

すると、逆上した検察官?は、私の担当からはずす!といい、部下の2人に、どうしてもいいぞという。

 

そして、さらに殴る蹴るの暴行をうける。

 

このシーンと並行して、

マリーは、父親といとこの弟に復讐するためにパキスタンで裁判を起こす

 

父親がホテル暮らしのマリーの部屋に一度訪問するが、マリーは泣きながら拒否。

 

第一回の法廷では、教祖様が諮問される。

マリーや女性、いとこの家族、教祖様の信者などが座って聞いている。

 

なぜ集落に連れて行ったのですか?同意は得られてましたか?

イスラム以外の異教徒と結婚しようとするみちを間違える前に彼女を救うために、集落に連れて行った

と答える。

たとえ、同意が得られてなくても彼女を救うためだったという。

 

いとこの弟に音楽をやめさせましたね?そのことに関しては?

イスラムの教えの中で、音楽を含む快楽は禁止されている。

この世の中は間違っているものだらけだ!みたいなことを言ってた気がする。

不品行な社会を変える

 

法廷は、終わり、マリーはイスラム教徒学者?みたいな人に会いに行く。

 

礼拝の時間に被らなければ、話を聞けるといい

 

安全な部屋で礼拝を行う時間はあっても、弱者を救う時間はないのね。

女性たちがなぜNGOを頼ってるかわかる?

礼拝をするよりこの世界で真理を追う方が大変なことよ

 

そして、この説得が功を奏したのか、

イスラム教徒学者みたいな人が法廷に来てくれる

 

Qまずイスラム教徒の結婚はどうなっているのか?

マリーは、父がイスラム教徒であっても、マリーはイスラム教徒ではない。

 

音楽娯楽に関して

酒飲みや嘘つきをイスラムから排除できたら、やめる時が来るでしょう

 

今の世界は、社会と宗教はともにくっついてしまっている

本当は別々のもので、

例えば

ムハンマドは、ヒマラヤの山岳地帯に行って、イスラム教徒にジーンズに着替えろというでしょうか。

南国の島のイスラム教徒に

ひげを生やすことを義務とするでしょうか。

 

信仰が先で、服装や習慣はまだなのです。

それをなぜ服装や習慣を決めつけてしまうのでしょうか。

それは私たち宗教学者が、

服装や習慣を重視し、本当の信仰心をおろそかにしてきたからなのです。

 

と、イスラム宗教家が裁判で告げる。

(いとこの弟を導いた教祖を責めるのではなく、自分自身を省みたところに深い感銘を受けました。)

 

その後、

 

音楽は推奨されていないのかもしれない。

しかし、

酒飲みや嘘つきをなくしてからこれは問題となるのです。

それなのにイスラムの陰に隠れて、嘘や密売を行う者がいる。

 

わたしら宗教家学者のせいです(みたいなことをいう)

 

そして、

ムハンマドには優秀な教え子が四人います。

ダビデの優秀なところは、その歌声とメロディとされている。

預言者は、2400人いるが

その中で優秀とされている4人のうち1人に、どうしてそんな特技を褒め称えたのか。

また、旧約聖書には、説の最初にどの楽器で演奏しながら唱えるか指示があるくらいなのに、禁止しているだろうか。

 

次に、

いとこの弟が登壇し、

泣きながら、

自分は、教祖出会うまで、イスラムを信じていました。

しかし、イスラムの陰に隠れて、悪いことをいっぱいしてきました。

どうか弱い自分を罪にかけてください。

 

というと、イスラム同胞団の仲間が、発砲したり、法廷の中に入り込んできた。

そして、その仲間によって、いとこの弟は、死ぬ、または重傷をおうことになる。(ちょっとどちらを表してるかは分からなかった。ベッドに横たわる息子を見て泣いていた)

 

そして、

マリーはいよいよ英国に帰る時が来た。

空港ではお父さんと席を空けて、お母さんとマリーは飛行機を待っていた。

 

しかし、、、

乗る直前になって、

「デイブが好きになってくれた私と変わってしまった」といって、チケットまで買ったのに、なんと集落で生きていくことを決意する

全てを手配してくれたのはデイブなのよ」と母親は言うが、マリーは英国にはいかなかった。

 

 

そして、シカゴの兄は、

精神病になり、パキスタンへ強制送還されてしまう、、、

恋人のシェリーは、精神病になり、目を合わないシカゴの兄を見て泣く

 

シカゴの兄は、頭がおかしくなる前に、シェリーに向けて手紙を書いていた、

「もう生きて帰ることはできないみたいだ。

ひどいことが起こったが、

どうかアメリカのことを憎まないでくれ、

アメリカの一部の人間だ。

 

 

 

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